活動報告

活動報告(平成29年度)

酪農学園同窓会石狩第一地区札幌支部 ミニ講演会・総会・懇親会開催報告(H29年度)

 平成29年9月10日(日)午後、札幌市厚別区民センターにおいて札幌支部ミニ講演会および総会が開催されました。総会に先立って開催したミニ講演会は札幌支部として初めての試みであり、各界で活躍する同窓生に話題提供していただき、同窓会活動の活性化を図るとともに、一般市民の皆様にも聴講していただける形式としました(写真1)。
 ミニ講演会は「都市近郊の酪農経営 ~小林牧場の取り組み~」と題し、大学酪農学科26期卒業の小林紀彦さん(有限会社小林牧場代表取締役社長)に講演いただきました(写真2)。小林さんの講演では、都市化による宅地造成とともにもみじ台から下野津幌、隣接する西野幌地区へと移転しながら酪農経営を続けてきた歴史を、貴重な写真をお見せいただきながらお話しいただきました。また、乳牛ふん尿の管理方法として、嫌気発酵施設であるバイオガスプラントを導入するとともに、発酵後の消化液から分離した固形物をフリーストール牛舎の敷料に使用しているなど、最新の技術についてもお話しいただきました。
 小林さんの講演に続き、大学酪農学科32期卒業の中山博敬さん(国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所)によるバイオガスプラントの技術解説が行われました。中山さんからは、バイオガスを用いた発電電力は再生可能エネルギーの一つであること、発電時に発生する熱エネルギー利用の課題などについてお話しいただきました(写真3)。
 講演会には40名(同窓生28名、一般来場者12名)の来場者があり、質疑応答では多くの質問が寄せられ、都市近郊で酪農経営を継続されている小林牧場への関心の高さがうかがえました。
 引き続き開催された総会では、開会に際し来賓の榮忍様にお祈りしていただきました。今年度の総会はこれまでとは異なり、代議員以外の同窓生にも参加いただきました。下田支部長の挨拶では「札幌支部総会は代議員制ではありますが、代議員ではない同窓生の皆さんからも多くの意見を頂戴したい」との説明がありました(写真4)。議案はすべて承認され、いくつかの課題は残されてはいますが、同窓会札幌支部の活性化に向けて事業を進めていくことになりました。
 総会終了後は新さっぽろアークシティホテルへ会場を移し、懇親会が開催されました。酪農学園同窓会会長の小山久一様にご挨拶いただいた後、親睦を深めました(写真5)。今後もミニ講演会のようなイベントを企画し、同窓生のつながりが広がるようにしていきたいです。

  
      写真1              写真2

  
      写真3              写真4


      写真5